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よくわかる北朝鮮旅行2016年5月 by 神谷奏六

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北朝鮮と日本の時差が30分である理由と、30分単位の時差を設けている国の特徴

北朝鮮のホテルの「世界各都市の時間」を見ると、北朝鮮の標準時の設定におかしな点を感じます。


タップで拡大できます。

北朝鮮と日本は経度の差はほとんどありませんが、30分の時差があります。




2015年8月15日から北朝鮮は標準時をそれまでより30分遅らせ、グリニッジ標準時から8時間30分遅い標準時を採用しています。

この理由は「1910年の日本による韓国併合の際に、それまでの『日本より30分遅れ』から『日本と同じ』に統一されたが、祖国の独立を示すために30分遅れに戻した。」という説が有力です。

なお、これに対しては、

・韓国併合前に「日本より30分遅れ」を採用していたのは2年程度であり、独立とは関係ない

・韓国は日本と同じ標準時を採用しているので、南北朝鮮統一に向けた障害が一つ増えた

などという北朝鮮への批判を呼んでいます。

観光客にとっては時計を30分だけ進めるというちょっとめんどくさい手間が発生することになります。


また、世界のほとんどの国ではグリニッジ標準時から1時間単位の差を時差に設ける国が大半ですが、中には30分単位の時差を設ける国が存在します。

インド、スリランカ、アフガニスタン、イラン、ミャンマー、ネパール、ベネズエラなどが挙げられます。

傾向としてはなんとなく、核保有国、軍事政権、貧困が問題になっている国という傾向があるような気がしますが、北朝鮮は国のイメージだけでいうと、かなりすんなりこの並びに入れるように思います。
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