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よくわかる北朝鮮旅行2016年5月 by 神谷奏六

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よくある質問:北朝鮮旅行って、危険じゃないの?(拉致されちゃうのでは?)

北朝鮮旅行に対するイメージとして、「危険じゃないの?」というものがあると思います。

危険にも色々あると思いますので、まずは、「北朝鮮に旅行に行ったら、そのまま拉致されるのでは?」という危険性について、文献をもとに検証してみたいと思います。





池上彰氏が2014年11月に発行されたそうだったのか! 朝鮮半島 (そうだったのか! シリーズ)によると、2014年5月の段階で日本政府が拉致被害者として認めている人は17人、民間の「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(通称:「救う会」)」によるとそれ以外にさらに7人、その後に結成された特定失踪者問題調査会による失踪者リストでは北朝鮮に拉致された疑いを否定できない人として約470人、拉致被害者がいるとされています。

さらに、MSN産経ニュースによると、2012年11月1日の段階で「北朝鮮に拉致された可能性が排除できないとして全国の都道府県警が捜査している失踪者」が、868人にのぼるとされています。



また、上記の池上彰氏の著書によると、政府が認定した17人の拉致被害者の失踪時期は1977年9月から1983年の7月頃までの約6年間、失踪場所の内訳は13人が日本国内、3人がヨーロッパ、1人が不明となっています。

更に、同著によると、2014年5月には、ストックホルムで開催された日朝の政府間協議を経て、拉致被害者と拉致の疑いがある行方不明者の安否、その他の日本人に関するすべての問題を解決する意思を北朝鮮が表明し、生存者がいる場合は日本に帰国させる方向で同意しました。

池上彰氏の解説では、北朝鮮は、中国との関係悪化とそれにともなう食料不足の深刻化を受けて、日本との関係改善とそれに伴う資金援助を狙っているとのことです。

また、「拉致問題は解決済み」と主張して来た金正日の死去を受けて、北朝鮮国内でも再調査をしやすくなった、としています。




そして、同著の中では以下のような記述があります。

↓↓↓以下、著書より抜粋↓↓↓

どうして北朝鮮は拉致を実行したのでしょうか。

北朝鮮は朝鮮戦争以降、韓国内で活動していた北朝鮮の工作員(スパイ)が相次いで摘発されたことから、日本人を拉致して日本のパスポートを取得し、日本人になりすました工作員を韓国に入国させる計画を立てたとされています。

また、日本人になりすますための日本語の教育係として日本人を拉致するケースもありました。

あるいは、日本に潜入していた工作員が引き揚げる際、たまたまそれを目撃した日本人を拉致したこともあったようです。横田めぐみさんがその例のようです。

さらには、北朝鮮の工作員の訓練の一環として日本に潜入させるケースがあり、その際、確かに日本に潜入した証拠として日本人を連れ去ったこともあるとされています。

一方で特定失踪者問題調査会の調査結果によると、拉致された、もしくは拉致された疑いが濃厚な人の失踪前に従事していた職業は印刷工や医師、看護師などの専門職も多く、こうした技術の確保のために拉致したという疑惑も存在します。

驚くべき無法国家。これが北朝鮮という国家なのです。
↑↑↑以上、抜粋↑↑↑

上記を踏まえて、検証です。

これまでに政府の認定で17人、さらに「拉致された可能性が否定できない」とされている人で868人が拉致されているので、「さらにもう1人や2人、拉致される」可能性がないとは言えないと思います。

なにせ、池上彰氏いわく「驚くべき無法国家」ですから。



しかし、さすがに「今、日本人が北朝鮮旅行に行って、拉致される」というのはあまり現実的ではないと思います。



私がそう思う理由として、一つ目が過去の拉致の人数です。

たしかに、政府認定で17人も、警察が「否定できない」人が868人もいるのですが、でも1億2700万人の日本人のうちのそれだけです。

政府に認定された人は日本人の約1000万人に1人、こういう言い方が適切かどうかはわかりませんが、数字だけで見ると、かなりレアです。

2015年は年間で4,117人が日本国内で交通事故で亡くなっていますので、2日間にすると約23人です。

「北朝鮮に拉致される確率」は、この2日間で交通事故で亡くなる確率より低いのです。




理由の二つ目は、拉致された場所です。

これまで日本人が拉致された場所は、日本国内とヨーロッパです。

北朝鮮にわざわざ来てくれた人を拉致した、という例は1例もありません。


日本人が日本やヨーロッパで拉致された際は、例外なく、極秘の隠密行動のなかで拉致されています。

当然ですが。
そんなの北朝鮮の仕業だとバレたらヤバいですから。だから一昨年までしらばっくれ続けてきたわけですし。


では、「これから北朝鮮に行ってきまーす。」と言って北朝鮮に行った旅行客がそれを機に失踪したらどうなるか。

誰が拉致したのかなんて、一瞬でバレるでしょう。
いくら無法国家でもそんなことしないと思います。




理由の三つ目は拉致があった時期です。

拉致された時期は、今よりもさらに日本と北朝鮮との交流がなかったころです。

wikipediaによると、現在、日本人の北朝鮮旅行を唯一取り扱っている朝鮮国際旅行社が初めて日本人の観光客の受け入れを開始したのが1986年だそうです。

なので、拉致があったのはそれより9年も前です。

拉致があった1977年から1983年当時はまだ冷戦中で、ペレストロイカより更に前の時代ですので、北朝鮮からしたら西側諸国との冷静な話し合いもかなりやりにくいでしょう。

でも、今は違います。

今は北朝鮮と日本の国交が正常化していないのはあいかわらずですが、日本人旅行客の行き来はできます。

小泉政権も、安倍政権も対談・交渉を重ねていますし、今は以前と比べれば、ですが、北朝鮮にとって日本は話せばわかる状態です。

現地のガイドによると、朝鮮国際旅行社だけでも日本語ができるガイドは20人いて、更に平壌外国語大学を出て通信社に勤める人はそれ以上いるそうです。

今は、日本語を教えたりする人をわざわざ拉致するような時代ではないと思います。
(だから過去30年ほど1人も拉致されていないわけだと思うのです。)

国際ジャーナリストの長谷川慶太郎氏の著書「朝鮮崩壊 米中のシナリオと日本」によると、2011年に北朝鮮で餓死した人は150万人にのぼるそうです。

北朝鮮にとっては、日本語が話せる人や多少の専門技術を持った人を数人拉致するよりも、日本政府から食料支援を引き出す方がはるかに大事でしょう。




ということで、結論としては、確かに拉致される可能性は0ではないが、心配に値しないくらいごく低い確率であり、それを心配するくらいなら交通事故に気をつけたほうがよっぽどいい、というくらいだと思うのですが、いかがでしょうか。

ちなみに、北朝鮮に行ってみたらわかりますが、不穏な気配は全くなく、治安はかなりよさそう、むしろガイドさんが危険から守ってくれるような雰囲気すらありました。

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1 Comment

旅行前に。

記事のような見方もありますが、
真に受けて出かけてしまう前に、ご一考を。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%93%E3%82%A2

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