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よくわかる北朝鮮旅行2016年5月 by 神谷奏六

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より安い費用で北朝鮮旅行に行く方法 〜現地でかかるお金を抑える方法編〜

北朝鮮旅行では、旅行代理店経由で申し込むツアー代金、北朝鮮の入口の街までの往復航空券の次に費用がかかるのが北朝鮮旅行中に現地で支払う金額です。
私たちは5泊6日の滞在で、2人で40,000円ほど使いました。


この現地でかかるお金をこれをより安くする方法について、まとめてみます。




1.ツアーに込みになっている以外の飲食

北朝鮮旅行中は、食事は全てついていてかつ事前に旅行代理店に振り込んでおいたツアー代金に含まれているのですが、それ以外にかかる飲食費用があります。


(1)食事につけるビール代、酒代

だいたいのレストランでは昼ご飯や晩ご飯にビールをつけることができます。

店によってはマッコリや焼酎をつけることができる店もあります。
(だいたい、人民元かユーロのみ使えます。)

これらは有料ですので、「ビールはいりません」と断るとその分、費用を浮かすことになります。




(2)食事につけるオプション料理

事前に振り込んだツアー料金に含まれる料理の他に、オプションで料理を追加できる店があります。

私たちは南浦(ナンポ)で名物・ハマグリのガソリン焼きを、開城(ケソン)の宮廷料理の店で追加でサムゲタンを頼みました。

また、いくつかのレストランでは冷麺を追加で頼んだりできます。
(ハマグリのガソリン焼きはガイドに支払うので人民元、ユーロ、日本円ともに使えますが、サムゲタンはレストランに支払うので人民元かユーロのみです。)

ハマグリのガソリン焼きは通常5人前で5,000円、サムゲタンはたぶん2〜3人前だと思いますが3,000円くらいかかるので、これらを頼まなければ現地で使う費用を浮かすことができます。




(3)ホテルのバー、喫茶店

日本人の多くが泊まる平壌高麗ホテルには、最上階の展望回転ラウンジの他に、1階に喫茶店とビアホールがあります。

1階のビアホールはこのホテルのウリになっている数々の北朝鮮地ビールが飲めます。
これが、ツアー料金とは別料金になっています。

回転展望ラウンジ、ビアホール、喫茶店ともに費用はそんなに高くないのですが、私たちはほぼ毎晩、屋上の回転展望ラウンジでビールを飲み、さらにビアホールと喫茶店も各1回利用しましたので、この費用がかさんでいることになります。
(支払いはいずれも人民元かユーロのみです。)

これらを利用しなければ現地で使うお金を浮かすことができます。



(4)昼の観光の途中で使う飲食費

私たちに帯同してくれたガイドさんが親切だからか、それとも北朝鮮旅行の定番なのかはわかりませんが、1人に1日1本、ペットボトルの水をプレゼントしてくれました。

なので、途中でのどが乾くということはないのですが、長距離のバス移動の途中で寄るパーキングエリアでは、ジュースやお菓子を売っている売店がありますので、ここでジュースを買ったりするとその分の費用がかかります。

また、私たちは「北朝鮮の喫茶店に行ってみたい」とリクエストしたので、喫茶店でのコーヒー代が別途かかりました。
(すべて、人民元かユーロのみ使えます。)

これらを頼まなければ現地で使うお金を浮かすことができます。






2.現地での買い物代

私たちはピンバッジ、本、絵はがき、お茶をお土産に買いました。

また、思ったより日差しがきつかったので自分用にサングラスと、日本から持ってくるのを忘れた腕時計を買いました。
(全て、人民元かユーロのみ使えます。)

全部合わせても数千円くらいですが、お土産で無駄遣いしなければ、その分の費用を浮かすことができます。



3.観光地でかかるお金

観光地の中では現地で別途、お金を支払って入場する観光スポットがあります。

主体思想塔、平壌雑技はお金がかかるのと、2016年3月から祖国解放戦争勝利記念館も有料になりました。

これらのスポットに行かなければ、その分費用が浮きます。


また、この他に万寿台(マンスデ)大記念碑と、青山里(チョンサンリ)共同農場では金日成・金正日の銅像に献花をしました。

この献花は「郷に入りては郷に従えという諺が日本にはありますが、北朝鮮ではみなさんやっていますので、お願いします。」と念入りにお願いされます。
(いずれもガイド経由で支払うので、人民元、ユーロ、日本円ともに使えます。)

ただし、まあ献花は義務ではないので断ることはできると思いますので、これを「いや、断る。」と断れば、一応、その分の費用を浮かすことができます。

気まずくなる可能性濃厚ですので、あまりオススメしません。






あとは、人民元かユーロがめちゃくちゃ安い時を狙って両替すると、日本円換算の支払額は減るかもしれませんが、ギャンブルです。



結論からいうと、観光の楽しみを犠牲にすればこの現地で使う費用は減らせますが、あまりお勧めしません。

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