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よくわかる北朝鮮旅行2016年5月 by 神谷奏六

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北朝鮮料理 (4)名物・蛤のガソリン焼きを食す

平壌市から車で約2時間ほど西に行くと、港湾都市南浦市があります。
ここの名物料理が蛤(ハマグリ)のガソリン焼きです。


平壌市は内陸部にあるので肉料理が中心ですが、南浦市は港湾都市ですので海鮮が名物だそうです。

なかでも一番の名物がハマグリのガソリン焼き。


「今日はまず、外で蛤のガソリン焼きを食べます。そのあと、レストランで食事です。蛤は1人前で1kgくらいですので、5人(私たち2人、ガイド2人、ドライバー1人で計5人)だと普通5kgですが、何kgにしますか?」

とガイドから聞かれます。

「ガソリン焼き!ガソリンで焼いたものなんて、食べて大丈夫なんか。」
「大丈夫だとして臭くないんか。」
「あんまり乗り気しないし、その後にレストランで飯があるなら蛤はちょっとでいいかな。」

と思い、

「1kgで。」

と伝えると、

「少ないですよ。1kgといっても、重さはほとんど殻の重さなので・・・。」

と、5kgを推されます。

「いえ、その後に飯があるなら1kgもあれば十分です。」

と伝えると、「わかりました。」と。


ところが到着して、宿の外のバーベキュースペースみたいなところに行ってみると、5人前は余裕であると思われる山盛りの蛤がそこにありました。

ガイドいわく

「5kg分、用意しました。残りの4kgは朝鮮国際旅行社のオゴリです。」

と。
それはラッキー(旨ければ、ですが)。


さっそく、調理開始です。
調理担当はドライバーのコウさん(日本語不可・英語不可)です。


まず、直径50センチくらいの円形の石の土台の上に蛤を並べます。
なぜか、蛤の並びはハート型です。

その上に、ふたの部分に穴を開けたペットボトルで、何周かガソリンを振りかけます。

そして、着火。

蛤が炎上します。

炎上する蛤に、さらにガソリンをふりかけます。


10分くらい焼いていたでしょうか。
用意したペットボトルのガソリンが尽きたら、火が消えるまで待ちます。


火が消えるまでにバーベキュー用のテーブルと椅子と焼酎を用意して、火が消えたら蛤の乗った円形の土台をテーブルの上に移動し、食べます。


蛤をガソリン焼きにすると、蛤のスープのように殻が開くことはありません。
閉じた状態の蛤を、割って食べます。

蛤を割るのは素手です。
貝の上と下の合わさったところを、焼いた土台にカチカチ打ち付けると貝が開くので、それを素手で食べます。


味は、意外とうまいです。

ガソリンで焼いたので、食べてる場所あたりはガソリンのにおいがしなくもないですが、蛤自体からはガソリンのにおいはありません。

焼くとガソリンのにおいは飛ぶとのことです。


たまに蛤の中に小さいカニが入っていることがあります。
これは「当たり」だそうです。

多い人は4〜5個、少ない人でも1個くらいはカニ入りの当たりに出会います。



蛤のガソリン焼きのお供は焼酎です。
25度くらいのそんなに強くない焼酎ですが、私たちについた北朝鮮人の現地ガイドは水割りとかはしない派なので、みんなでストレートで飲みます。

チェイサーの水は頼めばもらえます。


たしかに1kgと言ってもほとんどは殻の重さなので、ひとりあたり1kgは普通に食べられました。

なかなかうまいのでオススメです。
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