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よくわかる北朝鮮旅行2016年5月 by 神谷奏六

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北朝鮮の歴史認識「国連軍16カ国対中朝2カ国」はねつ造か?洗脳か?いや一理あるのか?(3)なぜソ連だけ参戦を隠したのか

様々な文献や資料などから、今では朝鮮戦争の北朝鮮軍側にソ連も参戦したことが明らかになっています。では、なぜ、当時、ソ連の参戦を隠したのでしょうか。


ジャーナリスト・池上彰氏の著書「そうだったのか! 朝鮮半島 (そうだったのか! シリーズ)」に、朝鮮戦争に至る前の経緯や、朝鮮戦争後の金日成や北朝鮮を取り巻く諸外国の動きが解説されています。

これも含めた北朝鮮関連の著書によると、朝鮮戦争の開戦時にソ連が国連安保理を欠席していた理由は、「拒否権を発動したくないから」以外に、「北朝鮮の仲間だと思われると、国際世論的にイメージが悪くなりそうだから。」というものがあるという有力説があります。

ソ連が安保理を欠席していた一連の流れと理由はコチラ

様々な資料を調べると、仲間どころか、北朝鮮こそ完全なソ連のかいらいですが、ソ連はそれを隠そうとしていたということです。


いっぽう、北朝鮮では、金日成こそソ連のかいらいであることを国内外に隠したいという意向があります。

金日成は、日本占領時代の抗日闘争に失敗してソ連に脱出した経緯があります。

したがって、第二次世界大戦の終戦時を金日成はソ連で迎えていますし、ソ連にいるあいだに息子の金正日が生まれていますし、金正日が誕生した際には最初「ユーラ」というロシア人みたいな名前をつけています。
(これも、ソ連崩壊後に様々な資料がロシアから流出して判明しています。)

そして、ソ連はというと、アメリカから出た朝鮮半島の分割統治案を承認したあとに、在ソ朝鮮人の中でスターリンの言うことを一番ききそうな人を面接で選抜し、そこで見事選ばれた金日成が北朝鮮に送り込まれます。

この歴史が金日成にとっては、かっこわるすぎるのです。

なので、終戦時は北朝鮮の霊峰(日本人にとっての富士山みたいなものです)である白頭山(ペクトゥサン)で抗日闘争を続けていたことにして、金正日も白頭山で生まれたことにして、ものごころついた頃から英雄だったという嘘の経歴をいっぱい作ります。

それと同じように、「朝鮮戦争もソ連の命令で始め、かつソ連の助けを得てなんとか停戦に持ち込んだ。」というかっこわるすぎる歴史を隠したというのが有力説です。


このあたりのくだりの詳細はこちらの本に詳しく書いてあります。
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