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よくわかる北朝鮮旅行2016年5月 by 神谷奏六

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北朝鮮の観光スポット 〜世界遺産の街・開城へ行く〜

北朝鮮の開城(ケソン)には2013年に世界遺産に登録された、高麗時代の遺跡が残っています。
これを見に行きます。




朝鮮半島は918年に高麗王朝が成立後、1392年に李氏朝鮮王朝に滅ぼされ、首都が漢城府(現在のソウル)に移るまで、開城に高麗王朝の首都がありました。

この高麗王朝の跡地は、李氏朝鮮の攻撃と朝鮮戦争で遺跡はほとんど残っていないのですが、わずかに残った遺跡群の一部と、復元した遺跡群が2013年に世界遺産に登録されました。


これを見に行きます。



開城は板門店の近くなので、板門店に行ったついでに寄るというコースが多いと思います。

私たちも板門店のあと、車で移動して開城へ行きました。


世界遺産の遺跡群の近くに行くと、車窓の景色に古い城壁のようなものが増えてきます。



遺跡群の中心地の入口には南大門(ナンデムン)という門が建っています。

これも世界遺産です。
韓国の雑貨市場とかがある南大門と同じ読みです。

この辺は結婚式のスポットになっていて、平日にもかかわらず、何組ものカップルが結婚式を挙げていました。


世界遺産の登録の記念碑が建っています。

せっかくのアピールどころなのに、ほとんどハングル文字です。
中国人けっこう来てるんだから、せめて中国語くらい書いたらいいのに・・・。


お寺の境内の風景は、日本のお寺と似ています。

ルーツは同じだというのを感じられます。


ひさしの部分の柱には龍の顔みたいなモチーフがついていますが、なんか落書きみたいでチープなデザインです。


どの地域から、どんな遺跡が出たかが紹介されています。


当時の雰囲気の紹介や、文献、遺跡の紹介です。








この手のに興味がある方はいいと思いますが、興味ない方にとっては、よくある団体ツアーで仕方なく連れていかれるつまらない時間になると思いますので、心の準備だけしておいてください。

私は・・・、つまらなかったです。


人参の1年ごとの成長のようすです。

北朝鮮の名物は高麗人参で、この開城の地域は昔から高麗人参の山地だったとのことで、人参の歴史、人参の使われ方、人参の貿易、などの紹介は多いです。


このあとは価値のある歴史の遺品、美術品などの展示が続きます。











好きな方は楽しめると思います。


一通り見て、お土産屋に寄ってこの寺院の見学は終了です。


ちなみに、この手の寺院とか美術品とか興味ない人にとっては、「お土産屋も寄るのかよー」的なモードになっていると思いますが、このお土産屋が北朝鮮で寄った土産屋の中で一番品揃えが充実していましたので、一応見てみてよいと思います。



ここから少し移動したところに「善竹橋」という石の橋の跡地があります。

これも世界遺産です。


この石は北朝鮮でよく取れる花崗岩でできていて、他の北朝鮮の石造りの建築物同様、白い色をしています。

昔から白っぽい色だったんだ・・・と思いを馳せます。


ここは高麗時代の高名な学者である鄭夢周(チョン・モンジュ)が、李氏朝鮮を立ち上げた李成桂(リ・ソンゲ)と対立したあげく、李成桂一派に暗殺されたという橋です。

歴史的価値はあるようですが、この橋には「その時の恨みから、暗殺された時についた鄭夢周の血が、今も消えずに残っていると言われています。」と、ガイドが橋の汚れを指差して解説するのが、ここのお決まりです。

その説明、いるかなあ・・・・・・。


不思議な気分で善竹橋を後にしたら、高麗時代の宮廷料理とサムゲタンが食べられるレストランで昼食を取り、開城を後にします。



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