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よくわかる北朝鮮旅行2016年5月 by 神谷奏六

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よくある質問:北朝鮮って、おいしい食べ物とかあるの?

「北朝鮮旅行に行きます。」と友達などに話すと、「北朝鮮って、おいしい食べ物とかってあるの?」と、(ときに「なさそう」的なニュアンスを含んで)聞かれることがあります。

あるいは「北朝鮮の食べ物って、(衛生面で)大丈夫なの?」と、(ときに「やばそう」的なニュアンスを含んで)聞かれることがあります。

私的にはかなり美味しい料理にいくつも出会いました。
北朝鮮レストランと北朝鮮の食事のまとめはコチラ

お腹を壊すこともなかったので、たぶん衛生面も大丈夫だと思います。


北朝鮮の食べ物について、いくつか解説します。



1.北朝鮮4大名物料理

現地の北朝鮮人ガイドによると、北朝鮮には、北朝鮮4大名物料理というのがあるそうです。

それは、(1)冷麺、(2)チヂミ、(3)ボラのスープ、(4)犬汁、の4つだそうです。


(1)北朝鮮の冷麺

日本で言う、平壌冷麺です。

これはかなり旨かったです。

平壌の市民は冷麺が大好きだそうです。
私たちについていた女性のガイドは、1日1食は冷麺を食べる、と言っていました。

焼き肉のあとはもちろん、チャーハン屋さんに行ってもチャーハン定食のチャーハンを冷麺に変えてもらったり、鍋のシメに雑炊が出る店で雑炊でなく冷麺にしたりしています。
北朝鮮の平壌冷麺の解説と食レポはコチラ


(2)北朝鮮のチヂミ

北朝鮮のチヂミは、韓国のものとは少し違います。


見た目は韓国のものよりも白っぽく、緑豆が入っているので薄く緑がかっています。
食感は韓国のものとは違い、やわらかくてモチモチ、あぶらっこくもありません。

味は、まあまあでしょうか。
私は韓国のチヂミのほうが好きです。

北朝鮮チヂミの解説と食レポはコチラ


(3)ボラのスープ

北朝鮮はボラがよく釣れるので、ボラの料理は多いそうです。
特に、平壌市は海に面していないので魚は川魚であるボラをよく食べるそうです。

なかでもボラのスープは家庭料理の中に1品、入っているような形で提供されます。

これも、なかなか美味しいです。


(4)犬汁

北朝鮮では犬を食べる文化があるのは有名です。
犬肉はタレをかけて炒めたり、鍋で煮詰めて犬汁にします。

犬汁は色々な調理法がありますが、私たちが食べたのはサムゲタンのように、白いスープで高麗人参やニンニクと一緒に煮たものです。


心理的に嫌な人は食べなくてよいと思いますが、私は食べたかったので食べました。
犬肉の炒めと犬汁、はっきり言ってすごく旨いです。

犬汁の解説と食レポはコチラ



2.いわゆる韓国料理

北朝鮮では朝鮮料理と呼びますので、韓国料理という言葉はありませんが、そもそも分断されたのはたかだか71年前。
基本は一緒です。


<キムチ>

これは定番です。朝昼晩ほぼ全ての食事の際に前菜として出ます。


韓国のものより気持ち薄味です。
キムチのにおいが苦手な人でも食べやすいですが、辛さや深みがあって濃い味のキムチが好きな方には物足りないかもしれません。


<参鶏湯>

参鶏湯(サムゲタン)は韓国の参鶏湯とほぼそっくりです。


材料、香り、味の濃さ、食器や食べ方などもほぼそっくり。
スープはダシとニンニクが聞いていて、高麗人参が大量に投入されているので、滋養強壮効果があるそうです。


<石焼ビビンバ>

石焼ビビンバは見た目は韓国のものと似ていますが、食べ方と味は少し違います。


日本や韓国の石焼ビビンバの店にいくと、熱々の石鍋にごはんを押し付けておこげを作りますが、北朝鮮はそのような食べ方はしません。

また、日本の石焼ビビンバはそんなに辛くないことが多く、韓国にはすごく辛いのを食べたことがありますが、北朝鮮の石焼ビビンバは香辛料は自分で好きな量だけ入れられますので、辛党は辛く、苦手な人は香辛料を少なく出来ます。

ちなみに、北朝鮮の場合、よく見ると石鍋ではなく土鍋なので、厳密には石焼ではありません。

石焼ビビンバの食レポはコチラ


<焼き肉>

焼肉店は人気です。

肉は牛肉、羊の肉、アヒルの肉が多いそうで、写真はアヒル肉の焼き肉です。

味は韓国の方が美味しいような気がします。

また、北朝鮮の焼肉店は店の換気が悪いため、あらゆる窓に手作りの換気扇を設置してフル回転しているものの、煙は店内に充満しています。


<鍋>

韓国は釜山の海鮮鍋が有名ですが、平壌は海に面していないからか、豚肉の鍋のほうがメジャーです。


味は素朴な味付けです。

釜山の海鮮鍋より食べやすいと言えば食べやすいですし、薄くて物足りないといえばそうかもしれません。
物足りない方は、自分で調味料を入れて味をアレンジできます。



3.北朝鮮独自の料理

(1)高麗時代の宮廷料理

今より1000年以上前の時代の高麗の都は、現在の北朝鮮の領土内にある開城(ケソン)にありました。

この開城では当時の宮廷で出されていた料理を食べることが出来ます。


これは韓国では食べられない、と北朝鮮の現地ガイドが言っていました。
同じ大きさの器が12個くらいあって、その中に1品ずつおかずが入っているのが特徴です。


(2)蛤のガソリン焼き

蛤(ハマグリ)のガソリン焼きは、北朝鮮名物だそうです。


ガソリンをかけて焼き上げ、手で貝を持って石の台に叩き付けて割って、中身を食べます。
たまに中にカニの子供がいます。自分の蛤にカニがいたら、当たりです。
ハマグリのガソリン焼きの食レポはコチラ




総括すると、そんなにまずい物はありませんでした。

いっぽう、びっくりするほど旨いのが何点かありました。

レストランではとても食べきれない量がでますので、まずければ残すのが普通です。
気に入らなければ、普通に残せば大丈夫だと思います。

万が一、口に合う物がなにもなければ、ほとんど残して、スーパーに連れて行ってもらい、日本製や中国製の食べ物を買ってホテルで食べるのがよいかと思います。

北朝鮮旅行の情報はトリップアドバイザーでも調べられます。
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